米雇用統計は失望の結果も好調な米経済指標
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- 2017.11.04
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昨日発表された10月米雇用統計は非農業部門就業者数が前月比+26万1000人増と2016年7月以来の大幅増加となりましたが、市場予想+31万人には及ばず。失業率は4.1%と0.1%低下し、約17年ぶりの低水準となっています。また、最近注目されている平均時給は+2.4%と予想を下回る結果となりました。
9月は大型ハリケーンの影響から就業者数がマイナスを記録(昨日+1万8000人に上方修正)する異常事態となったため、今回の増加数は割引いて考える必要があります。全体としては12月利上げを再考させるほどのインパクトはありませんでしたが、非農業部門就業者数と平均時給の伸び悩みを理由に市場はネガティブな反応を見せドルは下落。
しかし、その後発表されたISM非製造業景況指数・米製造業受注が予想を上回る改善を見せたことからドルは反騰に転じ、終わってみればドルはしっかりと上昇。
一方で貴金属は急落となり、金も終値で1270ドル割れとなっています。
ビックが続いたイベントウィークは総じて無難に通過しましたね。