米雇用統計は失望の結果に
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- 2013.09.07
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米雇用統計は非農業部門雇用者数が16万9000人増と市場予想18万人に届かず、失業率は前月7.4%から7.3%に低下。
さらに追い打ちをかけるように6・7月非農業部門雇用者数を大幅下方修正し、2カ月合計で7万4000人引き下げというネガティブサプライズです。
9月緩和縮小に対する最終判断材料といわれていた米雇用統計は失望の結果となりました。
このニュースを受け、貴金属は大幅反発となりましたが、金は1400ドルには乗らず。つまり米雇用統計は悪化しましたが、まだまだ市場は9月の緩和縮小開始の可能性を捨てていないという事です。
また、シリアに対する軍事介入した場合の影響も考慮に入れられるでしょう。米緩和縮小とシリア軍事介入が近いタイミングで開始されれば、世界経済に対するダメージは深刻なものになることは確実です。
G20首脳宣言ではシリア問題について語られず、各国間の調整は未だついていない模様。
明日はオリンピック開催地決定。
まだまだ市場は荒れそうです。