米雇用統計は堅調な結果
- UPDATE
- 2017.08.05
- GATEGORY
- OTHER
7月米雇用統計は非農業部門雇用者数が20万9000人増と市場予想18万3000人増を上回る改善となりました。尚、失業率も4.3%と前月4.4%から低下。
また、インフレ率との絡みで注目が高まっている平均時給も前月比+0.3%と市場予想をクリア。ただ、前年比では+2.4%と目標は下回っています。
堅調な結果となった今回の米雇用統計を受け、FRBの金融スケジュールに変化があるのかが問題ですが、やはり9月のバランスシート縮小は決定的でしょう。ただ、12月利上げについてはバランスシート縮小が市場に及ぼす影響やインフレ動向を踏まえて今後も慎重に検討されるという方針に変わりはないと思います。
市場では米雇用統計の弱い結果を予想する声も多かっただけに、その振り幅も加わったリスクオンとなっています。
ドルINDEXは一時93.7まで急上昇し、米金利も上昇。
貴金属は当然の如く急落となり、金は1270ドル付近から1250ドル台まで急降下となっています。
対照的にNYダウはこの日の材料も好意的に受け取り8営業日連続となる最高値更新。2万2000ドルという大台への達成感はなく、ただの通過点となっています。高値警戒感はありますが、こうなると余剰資金は流れに逆らうことなく株に集まっていきますね。