米雇用統計の改善で全面安
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- 2012.11.05
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週末発表された米雇用統計は事前予想を上回る改善。これを受けてドルが買われ、ドル高商品安の流れで貴金属も急落しました。
金は1700ドルをあっさりと割り込んだ後、テクニカル的な売りも巻き込んで30ドル以上急落し、1670ドル台まで値を下げました。
銀に至っては約4%の暴落となっています。
プラチナは南アフリカ鉱山の供給不安からさほど大きな下げとはなりませんでした。
商品相場のドル建て価格は全面安になりましたが、一方で為替は円安に振れて、国内価格の暴落は緩和されています。
米大統領選を前にした米雇用統計は、強い結果になるであろうとの個人的な予想は的中しました。それに伴い商品価格も下げるであろうとは考えていましたが、ここまで大きな下げとなるとは予想外です。
しかし、特に金は下げすぎた感があり、これ以上だらだらと下げることはないと思われます。暫くすれば元の水準まで買い戻されることでしょう。1600ドル台の滞留時間は長くないと思われます。
米大統領選はいよいよ明日。混戦と報道されていますが、オバマ大統領の勝利となるでしょう。再選が決まればご祝儀相場でリスク選好も高まる可能性が高いです。
そして、大統領選挙が終われば、米国は財政の崖問題に直面します。ここ最近の経済指標の改善も続かないでしょう。
ドル高も続きません。ドル安に振れれば貴金属は買い戻されます。
今日あたりの相場が底値となるのでしょうか?