米雇用統計と北朝鮮情勢
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- 2018.03.10
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2月米雇用統計は非農業部門雇用者数が31万3000人増と市場予想20万人増を大幅に上回る1年7カ月振りの伸び幅となりました。また、前2カ月分も上方修正。
一方で、もう一つの注目材料の平均賃金は前月比+0.1%と市場予想+0.2%を下回り、前月の勢いを継続できず。
非農業部門雇用者数の大幅改善を受け一時上昇しましたが、平均賃金の伸び悩みから利上げペースの加速懸念が後退。また、米国と北朝鮮が首脳会談に向けた協議を進めていることもリスク回避を和らげています。
リスク要因の緩和で市場はリスクオン。ドルは440ドル高と大幅上昇。
貴金属は安全資産としての魅力後退でもドル安に支えられ堅調に推移。特に低迷していた白金系はリスクオンに乗じて大幅反発。また、為替も北朝鮮情勢の緊張緩和で円安に転じています。
国内貴金属にとっては久々の好環境です。
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)