米雇用統計で9月米利上げ観測強まる
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- 2015.09.07
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注目の8月米雇用統計は非農業部門雇用者数が17.3万人増と市場予想22.3万人増に大きく届かず。しかし、失業率は5.1%と市場予想5.3%より低下し、このところ注視されている平均賃金も0.3%上昇となりました。
8月の非農業部門雇用者数は目安である20万台を割り込む失望の結果でしたが、過去2か月分の雇用者数は合計4.4万人上方修正となっており、3か月平均でみれば大きな問題はありません。失業率をはじめその他雇用指数も堅調であり、もはや労働市場を理由にした利上げ先送りは無理筋とみられます。
米雇用統計で9月米利上げ観測は強まり、NYダウは272ドル安の大幅下落。
貴金属も安全資産としての買いより、米利上げを理由とした売りが先行し下落。リスク回避で円も買われ118円台と円高も進んでおり、為替要因も加わり国内貴金属価格は一段安となっています。
今日から大型連休明けの中国が戦線復帰。次の一手が期待されます。