米雇用問題はクリア
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- 2015.02.09
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注目の米雇用統計は非農業者部門雇用者数が25万7000人増と市場予想23万人増を上回る結果に。そして、2014年11月分を35万3000人増から42万3千人増へ、12月分を25万2千人増から32万9千人増へ異例ともいえる大幅上方修正。
さらに前月問題視された賃金も増加し、労働参加率も改善。
雇用の質などを問う声も一部ありますが、現実的には文句のつけようがない雇用状況という事になりました。
非常に強い米雇用統計を受け、市場は最短である6月利上げ開始を意識。ドルが急騰したことで貴金属は急落。金はサポートラインである1250ドルを割ったことでテクニカル的な売りが強まり1230ドルまで下げました。
一方で、円高気味だった為替は119ドル台まで円安が進み国内価格をサポート。
米国の出口戦略にとって最大の懸念材料であった雇用問題がほぼクリアしました。今後はドル高による国内企業収益圧迫と世界的な景気不安が注目点となりそうです。