米関税問題を巡る混乱は続く
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- 2018.03.08
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昨日、関税を巡る対立が原因で米コーン国家経済会議議長が辞任。トランプ政権への不透明感と貿易戦争の激化への懸念が強まることとなりました。トランプ大統領は関税を課す方針を維持していますが、ロス商務長官がNAFTAの見直し次第でメキシコ・カナダは対象から除外される可能性があると語ったことから過度な懸念はやや後退。しかし、この問題は簡単には決着しそうにありませんね。
そして、昨日発表されたADP米雇用統計は大幅改善となり、週末の米雇用統計への期待感もさらに強まっています。
貴金属にとっては厳しい環境となっています。
米関税問題は燻り続けていますが、米経済・雇用情勢の改善は着々と進んでおり、3月利上げだけでなく、その先の利上げペース加速の可能性も高まっている状況。前日、北朝鮮が非核化に前向きな姿勢を示しことに対し、貴金属も一旦は上昇しましたが、安全資産としての魅力後退は避けらずに反落。それでも金は1320ドル台を維持しているのは評価されるべきなのでしょうが、これ以上買い進んでいく材料も今のところなし。
本日のECB理事会から週末の米雇用統計まで新規材料待ちです。
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)