米金融政策に対する警戒感と懐疑
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- 2017.06.23
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タカ派的スタンスを取るFRBによる出口戦略加速に対する警戒感と、弱いインフレによる懐疑的な見方が交錯する市場。米連銀総裁からは相次いで6月FOMCを追認するような発言が続いていますが、市場の反応としてドル高は限定的であり、米国債利回りの動きも鈍い状況です。
インフレを語るうえで外せない弱い原油相場は、昨日は何とか下げ止まったものの、依然42ドル台に低迷する反転の兆しも見えない泥沼状態。
また、昨日発表された米新規失業保険申請件数などの経済指標はほぼ市場予想と一致したことで影響はなしです。
1240~1250ドルと上値下値の抵抗線を巡る攻防をみせていた金は上に動き1250ドル突破に成功。一時1256ドルまで値を伸ばしましたが引けにかけて下落し、終わってみれば1249ドル。引けで1250ドル突破とはなりませんでしたが、環境的には底値探りとなるはずのところでも粘り強い値動きを見せています。
全体的には方向性のない動きとなっています。