米追加緩和期待で久々の反騰
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- 2012.08.20
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ギリシャ再選挙決定で市場は全面安。
市場の緊張度はピークに達しました。
金も下値抵抗線である1530ドルまで下落しましたが、昨夜公表された4月FOMC議事録で、複数のメンバーが景気回復の勢いが弱まった場合の追加金融緩和を支持していたことが判明。3月より追加緩和に前向きなメンバーが増えていることで、再び追加金融緩和期待が高まり貴金属は反騰。金は現在1550ドルまで盛り返してきました。
底値とは言い切れませんが、そろそろ多少の巻き戻しがあってもいい時期です。
ゴタゴタしていたギリシャは再選挙ということになり、とりあえず悪材料は出尽くしたような感じでしょうか?
選挙後は再び混とんとした状況になることが予想されますが、ひとまず問題は先送り。
ギリシャではドラクマ復活への不安から、預金引き出しが殺到しているとのこと。引き出されたキャッシュは安全とされるドイツ国債やドルへと流れているようですが、少なくない金額が貴金属にも入っているでしょう。
ギリシャの状況を見れば改めて貴金属の重要性が認識されることになるはずです。発行体リスクを持たないといメリットは再注目されてしかるべきでしょう。