米経済指標に右往左往
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- 2015.06.02
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米経済指標に市場は振り回されました。
まず、米4月個人消費支出が発表され、前月比0%と市場予想+0.2%を下回る悪化。先日の4月小売売上高に続き、米国民の消費鈍化が懸念されます。
また、ローゼングレン・ボストン連銀総裁が米経済の勢いが弱く、利上げに踏み切れる状態にないとの認識を示し、このところ高まっている年内利上げ観測を牽制。
これによりドルは一旦調整し、貴金属は急騰。金は1185ドルから1205ドルまで約20ドルの上昇となりました。
しかし、その後発表された米ISM製造業景気指数と米建設支出が予想を上回る改善となった事でドルが反騰。貴金属も急落に転じ、結局往って来いの相場状況となりました。
それでも為替が124円後半まで円安に動いたことで国内価格は上昇です。
ただ、プラチナは1100ドルの大台を巡る攻防と低迷したままで、1100ドルを割れれば一段安も覚悟の展開。理屈だけでは説明できない値動きですね。
ギリシャ問題もいよいよ大詰め。6/5の返済は自己資金で賄う事は不可能な模様。今回も時間稼ぎのような暫定合意で問題の先送りでしょうか?