米税制改革法案 年内成立の可能性高まる
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- 2017.12.16
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2名の共和党議員が修正を求めたことで、暗礁に乗り上げるかと思われていた米税制改革法案でしたが、共和党は問題になっていた子供控除拡充を含めた修正案を合意。反対を表明していた2名が支持に回る意向を示したことで、年内の税制改革法案成立の可能性が高まりました。
最終案では18年から法人税を21%に引き下げる内容となるとの見通しで、米経済成長を後押しするとの期待が高まっています。
市場は税制改革法案への期待感からリスクオン。米主要株価3指数が史上最高値を更新し、ドルも急騰。
貴金属は動きがわかれる展開となりました。金は前半1264.5ドルまで急騰しましたが、ドル高を受け後半失速し、終値は1255ドルと何とか小幅高。
一方で、銀とプラチナは後半失速せず、しっかりした上昇を見せています。
2017年最後を締め括りそうな米税制改革法案は来週前半にも採択にかけられます。FRBの金融政策に対する影響も大きなものがあるため、2018年を予想するにも重要な要素。年内成立に漕ぎ着けることが出来るのでしょうか?