米税制改革案への先行き不透明感
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- 2017.11.13
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米税制改革案への先行き不透明感から市場には重い空気が漂っています。
税制改革への不透明感は、上昇し続けていたNYダウの勢いを止め、久々の3日連続の下落。トランプ大統領としても数少ない実績として、就任以来の株価上昇を誇っていましたが、そこが崩れてしまう事はビジネスマンとしてのプライドにかけても容認できないところです。
また、税制改革は大規模な公共事業と並びトランプ大統領が公約として掲げてきた金看板であり、これが躓けばその影響はオバマケアの時の比ではないでしょう。期待感が先行し、実行にはほとんど至っていないトランプ政権に対し、市場がいよいよ見切りをつけるきっかけにもなりかねません。
外遊中のトランプ大統領は14日に帰国予定。帰国後の言動が注目されます。
株価は調整の兆しを見せているものの、出遅れていた米長期金利はまだ上昇中で、貴金属は頭を押さえられた状態。貴金属には弱気の見方が大勢ですが、これまでも崩れそうになるたびにリスク要因発生で盛り返してきました。今回はどうでしょう?