米祝日で動意薄
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- 2014.01.21
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昨日は米国が祝日だった為、大きな動きはなし。
中国で13年GDPが発表されていますが、前年比7.7%と市場予想通り。既に中国当局は成長速度の鈍化を容認しており影響は限定的です。
市場はそろそろFOMC(1/28・29)を意識し始めます。
市場の関心は縮小ペース。年内での緩和終了なのか、それとも年を跨ぐことになるのか?FRBとして市場の動向を観察しながら柔軟に判断するという従来のスタンスを継続し、現時点ではっきりとした線引きを示すことはないでしょう。深読みすれば、状況次第では緩和縮小を一旦停止だけでなく、再度緩和策を拡大することも否定していません。
まず目安になるのが緩和マネーで膨張している株価でしょう。株価が大きな影響を受けることになれば、中間選挙が近づいていることもあり、FRBとしても何らかの対策を取らざるを得ないと思われます。
12月米雇用統計には驚かせられましたが、それ以外の景気動向は今のところ無難に推移しています。近々の地雷として考えられるのは米債務上限問題。10月のドタバタ劇の上、引き上げられたのは2月7日まで。歳出法案は合意に至っているため、政府機関の閉鎖といった事態は回避されますが、債務上限は別問題のようです。前回の反省から、共和党も協力的な姿勢を見せていますが、その共和党内では強硬派の茶会派に不満が溜まっている状況。中間選挙を年内に控え、今度こそ自身の存在を示すために安易な妥協はできないでしょう。そろそろ荒れそうですね。