米格上げ 日銀はゼロ回答
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- 2013.06.11
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昨日は格付け会社S&Pが米国格付けを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。
米経済の回復を評価してのことですが、これを受け当然ドル高の流れが強くなるかと思われましたが、影響は限定的。ドルINDEXは81半ば付近で推移し、強いドル高とは言えない水準です。量的緩和早期縮小への懸念も強く、市場に迷いがみられるようです。
また、本日の日銀金政策決定会合は事実上のゼロ回答である現状維持。黒田日銀は市場の期待に応えることはなく、噂されていた固定金利オペの期間延長などの追加策の発表はなし。予想通りではありますが、市場は上昇の切掛けを失い、沈滞ムードとなっています。
貴金属はドル高が一服しているにも関わらず頭が重い状況が続きます。貴金属にとって悪い材料が続いており、こうなると全面安の展開も警戒が必要ですね。