米早期利上げ観測後退
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- 2016.08.19
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前日の時間外に公開されたFOMC議事録からの米早期利上げ観測後退を織り込む動きとなりました。
ハト派的とも断定できない内容ながらも、市場が最も恐れていた9月利上げはひとまずないとの判断から安心感が広がった模様。ただ、来週のジャクソンホールまでは9月利上げに対する警戒感は高止まりです。
貴金属は米早期利上げ観測後退で上昇。金は1350ドル台まで回復していますが、徐々にBOX相場となってきている印象。突き抜けるだけのパワーもありませんが、下抜けるほど世界情勢がクリアではありません。薄商いの8月で値を飛ばすこともありますが、基本線はもみ合いです。
そして、貴金属以上にボラリティが大きくなっているのが為替。9月日銀会合がこれまでの総括メインで追加緩和はないとの見方もあり、大きく円が買われる状況が続いています。100円を割り込んだことで財務省・金融庁・日銀の臨時3者会合が開かれましたが、ほぼ影響なし。米9月利上げが見送りとなれば底抜けは必至。もはや黒田日銀はレームダックと化しているのでしょうか・