米早期利上げ観測も12月がメインシナリオ
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- 2016.08.30
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ジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演&フィッシャーFRB副議長発言を受け、にわかに9月利上げ観測が高まっています。
週明けの市場もその余波が懸念されましたが、大きな動きはなくドル高も一服。株式市場も新興国株は下落しましたが、日米株は上昇。貴金属も落ち着いた値動きです。
米利上げについては今週末の米雇用統計を筆頭に今後のデータ次第です。昨日発表された個人消費資質は市場予想通り0.3%増と改善しましたが、依然インフレ圧力は弱いまま。雇用統計は重要ですが、その他指数のバラツキも気になるところ。大統領選も本格化する時期であり、9月に無理してまで利上げするとは考えにくいですね。市場の9月利上げの織り込みは40%程度で、従来通りメインシナリオは12月利上げ。年1回の利上げならば、客観的に見ても非常に緩やかな引き締めといえるでしょう。