米労働市場は着実な回復
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- 2013.07.07
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注目の6月米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比19万5000人増と事前予想16万5000人を上回る改善、失業率は7.6%と横ばいという結果となりました。
また、4月の新規雇用者数を14.9万人から19.9万人、5月は17.5万人から19.5万人にそれぞれ上方修正しています。
節目である20万人には届かなかったものの、米労働市場の着実な回復を印象付ける結果となりました。
これを受け市場では緩和縮小観測がさらに強まり、時期としても最も早い9月開始を織り込み始めています。
ドルは84.45まで急騰。ドル高と緩和縮小を嫌気した金は大幅下落。1223.8ドルで引けていますが、来週も下値を試す軟調な展開が予想されます。今回は1200ドル台を死守することができるのでしょうか?
一方、為替では円が101円台に。出口に向かう米国に対し、これからさらに緩和していく日本。当然金利差はこれからも拡大し、本格的な円安の進行が始まっていくでしょう。
ドル建て貴金属の下落と円安で国内価格は綱引きですが、貴金属価格の急騰の目は今のところ厳しい状況です。