米利上げ見送り
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- 2015.09.18
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9月米利上げは見送りとなりました。
FOMC後の会見で、イエレンFRB議長は米経済・雇用状況は利上げを正当化できるほど良いとしながらも、低インフレと世界経済へ懸念から見送りを決定したと説明。
また、年内の利上げについては含みを持たせています。
金利見通しは、利上げ年1回が多数を占めることになり、来年にかけての金利予想も引き下げ。
国内要因だけならば利上げで問題なかったのですが、基軸通貨を管理するFRBとしては世界的な動向にも配慮しなければならないという事です。
利上げ見送りとセットでタカ派的な発言もあり得ると予想されていただけに、ハト派的な内容が目立つFOMCです。
9月利上げというサプライズは回避されることとなりましたが、10月または12月での利上げの可能性は残ったまま、不透明感を引きずることとなりました。
市場の反応としてはドルが急落し、貴金属は素直に上昇。ただ、前日の急騰で利上げ見送りを少なからず織り込んでいたことで、急騰というレベルの上昇には至りませんでした。
これからFOMCの内容を再度吟味する動きとなります。大きな動きが予想されるだけに、シルバーウィーク明けの市場は予想が難しいですね。