米利上げの織り込み
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- 2016.12.12
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週末発表された12月米ミシガン大消費者信頼感指数は98.0と市場予想9.45を大幅に上回り2015年1月以来の高水準を記録。
いよいよ今週(13・14日)に迫ったFOMCでの利上げがさらに確実なものになったとの見方から利上げを織り込みドルが上昇。また、イタリア国民投票の影響で、イタリアの銀行に信用不安が発生し、ユーロが下落していることもドル高に拍車をかけています。
一服状態にあったドルが急騰し、長期金利も連れ高。単独でも強い動きが続くNYダウは5日連続となる最高値更新と、再び貴金属を取り巻く環境は悪化。貴金属は急落し、金はFOMCを待たずして1160ドル割れとなっています。一方で、為替も円安に向かい国内価格は小動きです。ドル建てと為替の綱引きが続きます。
しかし、ここまで利上げの織り込みが強くされていることも稀な状態。利上げが発表されれば知ったら仕舞の動きで、貴金属は反転に転じる可能性も高いと思いますが…。