米債務上限引き上げ合意
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- 2013.01.20
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週末の米国で、懸念されていた債務上限を3カ月分引上げすることで民主党・共和党が合意との報道。これから燃え上がってくると思われた債務上限問題は「2月危機」を回避しました。
もっと紛糾すると考えていましたが、以外にもスンナリと行きましたね。年末の財政の崖問題長期化による共和党への批判に懲りたのでしょうか?いずれにしろ目先の危機的状況は瀬戸際まで行くことなく回避されました。次は先延ばしされた3カ月後にあたる4月中旬が焦点。今度は今回ほど簡単にはいかないでしょう。通過させるにしろ何らかの成果が共和党にも必要となります。綱渡りはまだまだ続きます。
債務上限が合意に向かうことで安全資産として価値が剥落し、売りにさらされる危険性もあった貴金属は小幅安で留まっています。早期に解決が図られたことで、債務上限の逃避先として流入していた資金が少なかったこともあるのでしょう。
米3連休前のポジション調整も無難にこなしました。やはり思っているより貴金属相場は強いようです。
一方、為替も90円台キープして終わっています。こちらは明日からの日銀金融政策決定会合後の動きが注目されます。既に無制限緩和・2%の物価目標の導入は織り込まれているものと思われ、発表後の材料出尽くし感が予想されます。また、円の独歩安に対する世界各国からの批判も集まっており、ここは一度調整することになるのではないでしょうか?円安のペースが如何せん速すぎます。
短期的には調整の可能性が強いでしょう。