米中間選挙 オバマ大敗でドル高
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- 2014.11.06
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米中間選挙はオバマ・民主党が歴史大敗。
共和党が米上院で51議席を獲得し、上下院で共和党が過半数を占めることになりました。
既にレームダックと化しているオバマ大統領ですが、さらに影響力を削がれることとなります。残り2年の任期は空白でしょう。
これで米政局は混迷するのかと思えば、皮肉なことに上下院でのねじれがなくなったことで、議会運営はスムーズになり、加えて2016年の大統領選をにらみ、責任が増した共和党は現実路線に切り替えるとの見解から政局は安定に向かうという読みが大勢。
結果、市場は選挙結果を好感しリスクオン。
同日発表された経済指標は強弱別れています。
ADP雇用統計は民間部門雇用者数が23万人増と市場予想22万人増を上回る改善。一方で
ISM非製造業景況指数は57.1と高水準ではありながらも市場予想58を下回りました。
週末の米雇用統計も弱い数字が出るとは考えづらい状況です。
貴金属は米中間選挙によりリスクオンのドル高が進んでことで再び底抜け。
金は1140ドル、プラチナは1200ドル、銀は15.2ドルというラインを下抜け。
為替も円安に振れましたが、前回ほど振れ幅は大きくなく、国内価格もついに下げに転じてきました。
ここまで下がっても自律反発はなく、まだまだ下げそうな感じです。中国勢も買いを手控えている感じですね。底はまだ見えません。