米上院予算案可決で株高が続く
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- 2017.10.21
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昨日、米上院は2018年度予算決議案を可決。
下院は共和党が過半数を占めている為、実質的に予算案はこれで決まりとなります。
ようやくトランプ大統領が目指す税制改革が進みだしたことで市場はリスクオン。
NYダウは165ドルの大幅続伸と最高値更新。2万3000ドルを越えても勢いが衰えません。また、明日に選挙を控える日本でも日経平均が57年振りとなる14連騰。日産や神戸製鋼の不正問題をものともしない急騰ぶり。
ちょうどブラックマンデーから30年。すべて上げ材料として消化してしまう異常な株式市場に恐怖も覚えます。
一方、数日以内に決定する予定の次期FRB人事について、トランプ大統領はパウエル氏とテイラー氏にほぼ絞り込んで検討しているとの事。パウエル氏が指名されればドル安、テイラー氏ならばドル高に市場は動く見込み。出来れば従来路線を継続するであろうパウエル氏の指名が望まれます。
止まらない株高とドルの上昇を受け貴金属は下落。金は一時1280ドル割れとなっています。ただ、現状この辺りが底値抵抗線として機能している模様。再度上昇の機会を窺う事になります。