立て続けのリスクオン材料と北朝鮮ミサイル
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- 2017.11.29
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昨日は久々に材料の多い一日になりました。
まずパウエル次期FRB議長が上院承認公聴会で発言。
12月利上げに踏み切る公算が大きいとしたうえで、金融政策についてはイエレン現体制を引き継ぎ、緩やかな利上げ路線を継続する方針を示しました。また、金融規制の強化を見直すことにも言及しています。
サプライズはなかったものの、市場の期待に沿うような内容を市場は好感。11月米消費信頼感指数が大きく改善したことも加わりリスク選好が高まりました。そして、さらに懸念されていた米税制改革案を上院予算委員会が承認したことで、年内成立への期待が高まるという、リスクオン燃料が投下。
立て続けのリスクオン材料を受けドル・株価は急騰する展開となりましたが、ここで北朝鮮が弾道ミサイルを発射するという予想外の展開で、冷や水を掛けられた市場は頭を押さえられることとなっています。
貴金属にとっては売り材料が続き、下落は必至の状況でしたが、最終的には北朝鮮情勢で何とか持ちこたえた印象です。
米税務改革案は明日にも上院での採択が行われる可能性もあり、そのほか多くの材料もまだ完全に消化されていません。本日も市場は大きく動いてきそうですね。