突如のウクライナ停戦合意
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- 2014.09.04
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本日のECB理事会、明日の米雇用統計というビックイベントを前に、緊張感が高まっていた昨日の市場にインパクトを与えたのはウクライナ情勢という地政学的リスク。
戦闘は続いていますが、一応は一服状態であったウクライナ情勢。昨日、突如プーチン大統領がポロシェンコ・ウクライナ大統領に停戦案を提示。
しかし、これまでの言動不一致なプーチン大統領の言葉を素直に受け入れられる訳もなく、
ポロシェンコ大統領は停戦声明から「恒久的」との文言を削除。一方で、ロシア側も現在戦闘しているのはロシア軍ではなく、そもそもロシアは紛争に関与していないと建前論を展開。本日も協議をするとのことですが、所詮狐と狸の化かし合い。十分に内容を検証する必要があります。
地政学的リスクが再び注目されたことで貴金属は下げ止まり。金は抵抗線を抜けていることで1250ドル付近までは下落余地あり。
今夜はウクライナ停戦協議と、ECB理事会、米経済指標各種とイベント盛り沢山。週明けまで相場は落ち着きそうもありません。