穀物・原油相場急騰に刺激されるか
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- 2012.08.22
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欧米は毎度おなじみのシーソー状態。
米国は昨日発表された新規失業保険申請数・中古住宅販売がともに悪化したことで、前日遠のいたといわれた金融緩和期待が再度高まる綱引きのような市場。
欧州では棚上げされていたESMに対するドイツ憲法裁判所の判断が9月12日に行われることが決まりました。ドイツ議会の承認はすでに取れている案件ですので、これ以上躓くことはないと思いたいのですが…。
また、同じくドイツの議会でスペイン支援に対する承認が採択されましたが、スペイン10年債利回りは危険水域7%を越えており、依然事態が沈静化する兆しがありません。
ここ最近同じような事柄でラリーしている欧米ですが、新しい材料が加わってきそうな状況になってきました。
米国での50年振りといわれる大干ばつを受け、大豆・トウモロコシといった穀物価格が急騰しています。また、シリアをはじめとする中東地域の緊張が高まってきており、原油価格も急騰。
穀物・原油の高騰は商品相場全体を刺激し、貴金属に対しても上昇要因となるでしょう。
BOX圏内でウロウロする貴金属相場に流れは出てくるのでしょうか?