税制改革のリスクオンをロシアゲートが抑える
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- 2017.12.05
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週末に米上院で税制改革法案が可決されたことを好感しリスクオンの市場。
ここから上下院で異なる実地時期や内容の調整協議に入り、年内の成立を目指すスケジュールとなります。税制改革を成立させることが出来れば、米経済成長は加速し、来年の利上げ回数も増えるとの見方につながりますが、反面巨額の財政赤字を生み出す要因ともなります。成立まで楽観視できません。
税制改革実現への期待感からリスクオンとなっている市場ですが、ロシアゲート疑惑が頭を押さえ、極端な展開にはなっていません。
米長期金利は上昇しましたが、ドルの値動きは限定的。貴金属は初動で下振れしたものの、そこからは落ち着いた値動きとなっています。やはりFOMCまでは軟調な展開が予想されます。