石油反落で金急騰
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- 2016.02.19
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石油産出量維持への4カ国合意と、合意についてのイラン支持表明で大幅上昇していた石油価格でしたが、減産への懐疑や米石油在庫の増加を受け反落。
ベネズエラなどの産出コストが高い国は減産による価格反転が死活問題になっているのに対し、サウジをはじめとした主要産出国は依然シェアを重視する方向に変化なし。様々な思惑も絡み、減産でまとまるにはまだ時間が必要でしょう。しばらくは30ドルを挟んだ攻防が続くと思われます。
原油上昇の一服に加え、この日発表された米経済指標が冴えない結果だったことからリスクオンも一服。NYダウは4日ぶりの下落となりました。
貴金属はリスクオンの後退を受け、金が急騰。一時1240ドル付近まで上昇し、現在は1220ドル後半。調整を終え、上値追いの体制に入っています。ただ、金の上昇に対し、プラチナ・パラジウムが追随できなくなっているのが少し心配ですね。