短期は弱気、長期は強気
- UPDATE
- 2013.07.12
- GATEGORY
- OTHER
バーナンキ発言の余韻が冷めやらず、金融緩和継続期待の高まりからリスクオンの市場。
NY株式はダウ・S&P500ともに史上最高値更新。
貴金属も追い風に乗り上昇基調となり、特に景気連動商品としてプラチナ・銀は大幅上昇も、金だけは1300ドルの天井に上値を抑えられています。この1300ドルを抜けることができれば、金も一段高となりそうなのですが…。
今週の大きな戻りに対し、金は底を打ったとの見解も出ているようですが、個人的には一時的な戻りを試しているだけで、この夏もう一度1200ドル割れとなる事態を想定しています。
本日の日経新聞に豊島・亀井氏の金相場に対する見解が掲載されていました。細かいことはさておき、注目すべきは両者ともに金相場の反転要因に米財政問題を挙げていること。ここのところあまり問題視されていませんが、世界経済危機の本丸ともいえる米財政問題に火がつけば、他の要因は吹き飛んでしまうほどのインパクトがあります。米財政問題という難題が解決しない限り、金再上昇の目は残されているといえるでしょう。短期は弱気、長期は強気です。