相場を下落させようとする意図を感じる?
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- 2012.12.06
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貴金属は軟調な相場が続いています。
昨日は中国の追加緩和期待が高まりアジア時間は上昇。欧州時間ではスペイン国債入札が不調に終わったことで上げ幅を削りましたが堅調に推移。そしてまたしてもNY時間に急落という最近お決まりのパターンになりました。
金は一時1685ドルまで売り崩され、その後1690ドルまで値を戻していますが、下値を試される展開が続いています。
昨日NY時間に売り込まれた原因としては、ゴールドマン・サックスが金価格の見通しを引き下げたことが大きな要因でした。
内容としては2013年に金相場はピークに達し、米経済成長の加速に伴い14年には下落の一途をたどるというもの。
具体的な金価格見通しは以下の通り。
3か月間=1825ドル(修正前1840ドル)
半年間=1805ドル(修正前 1940ドル)
1年間=1800ドル(修正前 1940ドル)
このタイミングでのこの発表内容には大いに疑問が残ります。日米欧中と世界中で追加緩和の可能性が高まっている状況で、2014年から出口戦略まで持って行けるとは到底考えられません。先週末からNY時間での不可解な急落が続いていることと併せ、金価格を押し下げようとの意図が働いているように感じるのは穿った見方でしょうか?
少なくとも今週末の米雇用統計を終えるまでは軟調な相場が予想されます。