相場天気予報MARKET FORECAST

1週間の始まりに現状の整理と今週の予定を。

米国では週末にオバマ大統領と議会指導部の新体制での初めての会合があり、財政の崖問題回避に向け、前向きな議論がなされています。

暫く結論が出ることはないでしょうが、昨年のような混乱もないでしょう。市場の見方もやや和らいできています。

欧州はユーロ圏財務相会合が20日に開催され、そこでギリシャ支援が合意を取りまとめる予定。また、22・23日にもEU首脳会議が予定されており、今週中にはギリシャ支援に結論が出るでしょう。ギリシャ支援が決まればユーロは買い戻され、貴金属にとって大きなプラス材料です。

ただ、もう一つの支援先であるIMFとEUの温度差が広がっていることは懸念材料。

いつものことながら、欧州問題は蓋を開けてみないとわかりません。

イスラエル情勢は悪化し、地政学的リスクも増加。

イスラエルの空爆とハマスのミサイル攻撃で、双方犠牲者が増えています。エジプトの仲介で話し合いも始まっているとのことですが、イランが動かないうちに早期の停戦が望まれます。