現状は弱い
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- 2014.04.01
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昨日は貴金属にとって強弱のニュースがありました。
まず、強材料はイエレンFRB議長が講演で、「FRBは相当の期間、米雇用回復に向けて異例の金融支援を実行することにしており、この約束は強力なものだ」と発言した事。
改めて金融緩和の継続を強調したということは、FOMCでの発言が誤りだったと認め、市場のバランスを取ろうとしたのでしょう。
一連の騒動で、イエレン氏の軽さが透けてきます。
一方、弱材料はロシア軍がウクライナ国境地帯から撤退した事。
ウクライナ情勢の緊張は緩んでいます。
昨今の傾向として、貴金属市場への影響力は米国の金融緩和動向がウクライナ情勢に勝っていましたが、昨日はウクライナ情勢が勝る逆転現象。安全資産からの離脱という形で金は一段安となりました。
この結果から見て、現状の貴金属は弱いとみるのが賢明でしょう。金1250ドルくらいまでは覚悟が必要かもしれません。