為替要因で上昇 継続性は?
- UPDATE
- 2012.11.16
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中国共産党大会が終わり、習近平氏をトップとする新指導部が決定しました。
不確定要素の一つがなくなり、ご祝儀相場を期待していましたが、市場は動きませんでした。透明性に欠ける中国だけに、新指導部に対する様子見が強いようです。
いずれにしろ新体制のもと、手土産代わりの追加緩和を期待したいところです。
欧州ではギリシャ支援を20日のユーロ圏財務相会合で決める見通しとなりました。支援期間を2014年までに絞るなどの妥協案で何とか合意に至りたいところですが、各国の温度差は広がっている模様。すべてはドイツの出方次第です。まだスペイン問題も控えており、これ以上の先延ばしは勘弁願いたいのですが…。
米国は財政の崖を巡って、与野党の妥協点が未だ見えません。オバマ大統領は富裕相に対する増税のスタンスを崩さず、暫く進展は難しそうですね。経済指標も発表されていますが、材料視されていません。
世界的な不透明感からのリスク回避は続き、貴金属も小幅下落。
しかし、安部自民党への期待から為替が81円まで円安に振れたことで貴金属国内価格は上昇。ただ、為替要因での値動きは継続性がないので注意が必要です。
ドル建て価格は動きづらい状況です。