混乱が続くギリシャ 今夜は米雇用統計
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- 2015.07.02
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混乱が続くギリシャ。
6月末の返済が出来なかったギリシャを、IMFは直ちにデフォルトとはせず延滞国扱いとした玉虫色の状態。
昨日行われたユーロ圏財務相会合では5日の国民投票まで、支援協議を行わないことが決定。当然の結論です。
チプラス首相は国際的には救済案を受け入れる姿勢を示す一方で、国内では国民投票で否決に投票するよう呼びかける二枚舌。チプラス首相の駆け引きはギリシャの為ではなく、自身の政治活動を優先しているだけであり、ギリシャの信用を地に落とす行為です。ここからのギリシャ復興にあたっても大きな禍根を残すことになるでしょう。
いずれにしろ5日の国民投票の結果が出るまでは何も信用できないというのがギリシャ情勢です。
市場では今夜の米雇用統計への警戒感が高まる中、先行指数であるADP雇用統計は市場予想を上回ってきました。
ドルが一段高となった事で、金は下落し1170ドル割れ。急落ではなくダラダラと下げ続ける嫌なチャートとなっています。一方、最近下げ過ぎていたパラジウムが欧米株高を受け大幅反発。白金系はそろそろ底打ちでしょうか?