相場天気予報MARKET FORECAST

前日発表された米ＣＰＩは予想通りでしたが、ティラーソン米国務長官の解任に揺れた市場。

昨日はトランプ大統領が中国の知的財産権侵害への制裁措置を巡り、中国製品に最大６００億ドルの追加関税を課す制裁を検討しているとの報道。更なる貿易戦争激化への懸念から市場はリスク回避に傾きました。また、同日発表された米２月小売売上高は予想外の悪化となっています。

米国材料はドル安要因が多かったものの、ドラギＥＣＢ総裁が改めて金融正常化へ慎重な姿勢を表明したことからユーロが軟調に推移。相対的にドルの下落を妨げることになりました。

ＮＹダウは248ドル安と下落していますが、貴金属は懸念材料が増えている事もありほぼ横ばい。

活発化しているトランプ大統領の次なる動きに注目です。