注目は欧州から米国へ
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- 2015.01.26
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昨日投票されたギリシャ総選挙は、最大野党・反緊縮派である急進左派が予想以上の大勝となる見込み。ギリシャは緊縮策を放棄し、ユーロ離脱の道を進んでいく可能性が高まりました。ギリシャにつける薬はありません。
この結果を受けユーロは下落。ただ、このギリシャ総選挙で目先の大きなイベントも一段落。ここからはスイスの対ユーロ上限撤廃・ECB量的緩和・ギリシャ総選挙というイベントの再評価が行われることになります。急落局面から一服となるでしょうか?
週末の市場はギリシャ総選挙を織り込む動きに加え、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したことでリスク回避が強まりました。サウジ国王の死去でサウジの原油政策に変更があるのではないかとの懸念が生じましたが、後継のサルマン皇太子もアブドラ国王の路線を引き継ぎ現状維持との事。大きな混乱は避けられました。
高値にあった貴金属は利益確定の売りが先行し調整安。為替もリスク回避で円高気味です。
イベントが続いた欧州から、今週はFOMCが開かれる米国に注目が移ります。最近の激しい動きで米利上げ時期の後退が予測されています。FRBのスタンスに変更があるのかが焦点となります。