歪のたまった相場
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- 2015.04.17
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再びギリシャデフォルト懸念が高まっています。
既にギリシャ政府はデフォルトに向けた準備を始めているとの話も出ていましたが、今回は今月初めにギリシャがIMFに融資返済の先延ばしを非公式に打診し、IMFがこれを拒否したとの報道。どちらの話もギリシャ政府は否定していますが、資金確保の交渉が行き詰まっているのは間違いありません。ギリシャ国債利回りは急騰しています。
陳腐化している問題ですが、ギリシャがエキセントリックな行動に出る可能性も否定できません。
米国ではこの日発表された4月フィアデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回ったものの、その他経済す数は軒並み低調な結果となりました。
これを受けてドルは軟調に推移しドルINDEXは97半ばまで下落。円も118円台まで円高に振れています。
ドル安を受け貴金属は上昇局面のはずがほぼ横ばい。ドル安に連動しなくなってきています。ドル高には素直に反応するのでしょうか?
ギリシャデフォルト懸念でも安全資産として買われず、中国も景気低迷で貴金属を買い進む動きに乏しく、方向性が見え辛くなってきました。
教科書通りに動く相場ではなく、歪のたまった違和感のある相場となっています。