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3月FOMC議事要旨が公表。

世界的な景気減速に伴うリスクから、利上げに慎重な姿勢であることが確認された一方、4月利上げについて討議があったことも明らかになりました。

やはりFRBメンバーの中で意見が割れているようです。今回の議事要旨で特別材料視するような事柄はありませんでしたが、FOMC直後のイエレンFRB議長発言に照らし合わせるとややタカ派という印象です。

市場の反応としてはややタカ派的なFOMC議事要旨でも利上げ先送り観測は高止まりしドル安。原油価格が上昇したこともあり、リスクオンとなっています。

貴金属はリスクオンで下落。素直にドル安に連動しない貴金属に対して、為替は連動し円高。円は109円台前半まで上昇しています。ドル建て貴金属価格はさほど大きく動いていないのですが、円高の影響で国内貴金属価格は低迷。円独歩高の様相です。

日銀の弾切れを見透かすような市場の動きで、日経平均株価は3年5か月ぶりとなる7営業日連続下落で15700円を割り込んでいます。

今月末の日銀会合、来月のサミットと追加緩和を発表するタイミングがありますが、市場の期待を上回るような内容でなければ、逆に売り材料となる可能性も大。経済面では安倍政権の正念場となります。