欧米の金融トップの発言
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- 2017.06.28
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昨日、ドラギECB総裁が、ユーロ圏経済は回復の段階にあるものの、このトレンドを盤石にするための支援として緩和的な金融施策が依然必要との考えを示しました。
また、インフレ率を低く抑えている要素の大半は一時的なものであるとの認識を示し、債券購入の縮小の可能性も匂わせたことでユーロが急騰。
一方、イエレンFRB議長もロンドンで講演を行いましたが、特に目新しい内容はなく市場への影響も限定的です。
そして、欧米の金融トップの発言でユーロ高・ドル安に振れていた所に、今週中にも可決されると言われていたオバマケア代替法案が先送り決定との報道でドル安に拍車がかかりました。ドルINDEXは96半ばまで急落となりましたが、為替はドル安円高ではなく円安に進み現在112円台。対ユーロの影響の方が強かったという事でしょうか?
貴金属は前日の安値から切り返す動きとなっていますが、上抜けるほどの勢いはありません。
月末・四半期末要因も絡み、なかなか複雑な動きとなっていますね。