欧州政局不安と次期FRB議長人事
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- 2017.10.20
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昨日、スペイン政府がカタルーニャ州の自治権を停止すると発表。これを受けたカタルーニャ独立派は、早ければ来週中にも独立宣言に踏み切ることを検討しているとのこと。
カタルーニャの独立問題は古くからありますが、これを許すようなことになれば欧州各地で独立運動が強まることは必至。落としどころを見つけることが出来るのでしょうか?
欧州の政局不安を受け市場のリスク選好は一服となっています。
また、米国ではトランプ大統領とイエレンFRB議長が会談。数日以内に次期FRB議長についての発表があるとされている中、パウエルFRB理事が最有力候補であるとの報道がでました。パウエル氏はハト派ではありますが、イエレン現FRB議長と比較するとややタカ派寄り。それでも現体制を引き継ぎ、市場にとって最も混乱が少ない候補者とみられ、パウエル氏有力との報道で市場には安心感が生まれ、ドル・米金利上昇も一服。
一服相場となったことで貴金属は反騰。金は1290ドル台に戻ってきています。
しかし、いずれの問題も結論は出ておらず、来週も突然の発表に備えておく必要がありそうです。