欧州の追加緩和期待
- UPDATE
- 2014.10.22
- GATEGORY
- OTHER
昨日はまず中国で7~9月期GDPが発表されましたが、+7.3%と5年ぶりの低水準。
構造改革を重視する中国政府は大型景気対策に慎重な姿勢を崩さず、さらに来年の成長目標を+7.0%に引き下げることも視野に入れている模様。
中国関連は弱気情報が続いていますが、市場はあまり反応せず。まだ当局がコントロールできる範囲にあると見えるのが救いです。
景気後退が最も懸念されている欧州では、経済活性化に向けECBが早ければ12月にも社債買い入れを開始するとの報道。欧州の緩和姿勢を好感し、市場はリスクオン。
米国でも経済指数が改善したことを受け市場心理も転換しました。
また、米国の景気回復傾向は堅調ですが、世界的な景気後退懸念から米利上げ時期予想は徐々に後退。
結果として性質の違う株と商品・貴金属全面高という展開になっています。
金は1250ドル台まで上値を伸ばし、10月初旬の急落から立ち直ったような動きです。このまま実りの秋となるのでしょうか?