欧州のプラス材料に米国のマイナス材料 貴金属反発
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- 2015.02.16
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週末の動き。
いろいろな問題を抱える中で発表された2014年10~12月期ユーロ圏GDPが+0.3%と上振れ。国ごとにばらつきはありますが、ドイツは+0.7%と大幅上昇。原油安による消費者心理の改善とユーロ安による輸出増で、市場が考えていたほど経済は停滞していないとの見方からユーロは買い戻されました。
欧州については、ウクライナが停戦合意に至った事や、ギリシャ債務問題も一時の緊張が後退したこともプラス材料でした。
ただ、ウクライナでは停戦合意後も戦闘が続いているとの報道があり、本日のギリシャ債務問題を巡る会合も不透明感が残っています。どちらも早期に根本的な解決を図るには無理があり、結局は問題先送りなのでしょうね。
米国ではミシガン大消費者信頼感指数が発表され予想を大幅に下回る悪化。大雪の影響が原因とされていますが、米国の景気回復はまだら模様であることに間違いなさそうです。
欧州のプラス材料に米国のマイナス材料、ここに原油急伸が加わったことで貴金属は反発。金は上昇したものの1230ドルを回復できず。急落に対する自律反発も限定的です。底値固めの時期です。
一方で、原油続伸の波に乗り銀は17ドルを大きく越えてきました。このまま勢いに追っていくことが出来れば面白いですね。
ちなみに本日の米国市場は祝日で休場。