極端なリスク回避は一服
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- 2017.04.18
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イースター休暇明けとなる米市場。
まず北朝鮮情勢は、Xデーと言われていた15日を通過したことで緊張がやや緩んだ状況。5/9の韓国大統領選まで緊張状態が続くと思われますが、地政学的リスクは熱しやすく冷めやすいもの。ここでひとまず一服となります。
それでも現在韓国を訪問中のペンス米副大統領が「戦略的忍耐の時代は終わった」と発言し、北朝鮮も依然強固な姿勢を崩していません。お互い間合いを図りながら、様子見の状態です。
そして米国ではムニューシン米財務長官が「長期的に見て強いドルは良いこと」と発言し、先日のトランプ大統領のドル高けん制は短期的な悪影響を指摘したものと説明しました。ドル高支持の発言でドルが急騰するかと思いましたが動きは限定的。
地政学的リスクの一服ムードもあり、極端なリスク回避からの巻き戻しでNYダウは183ドル高と急反発。為替も109円台に戻しています。
貴金属は軟調。金は1300ドル付近まで買い進まれていた事もあり、一旦調整で1280ドル台まで下落。それでもリスクは消えたわけではなく、一時待機の状況です。