株は暴落 金は急騰
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- 2013.05.24
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一昨日のバーナンキFRB議長議会証言での出口戦略示唆から市場は大きくうねり始めました。
昨日は中国製造業PMIの悪化と日本の長期金利が1%に急騰したことを受け、強気に推移していた日本株式がついにクラッシュ。1万6000円の高値を狙っていたところから、1,143円という13年振りとなる下げ幅を記録しました。
日本発の株安は欧州にも伝播。世界同時株安も心配される展開でしたが、米国で同日発表された米新規失業保険数が改善したことを受け、なんとか下落は一服しています。
一本調子の高値更新を続けていた株価ですから、下がるときもこれぐらいの勢いになるのは致し方ないところでしょう。
株・ドル安のリスク回避市場となったことで、リスク回避として金が買われ急騰。勢いよく上がりましたが、それでも1400ドルは突破できず。1400ドルの抵抗性はかなり強いですね。ここを抜けることができればステージが変わってくるのですが…。
一方で、景気連動商品の白金系は値を下げたままです。
局面は大きく変わってきました。
日本のアベノミクス効果による株高の終焉というにはまだ早いでしょう。あくまで一時的な調整とみます。しかし、13年振りという大きな下落をみせたことは有頂天になっていた投資家に大きなインパクトを与えたはずです。これまでのように株さえ買っておけば大丈夫というような雰囲気から、リスクヘッジの重要性を再度意識させたでしょう。
金はここで値を伸ばしたいところです。