来週は上値を試す展開を期待
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- 2013.07.21
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週末の貴金属相場はバーナンキFRB議長議会証言からの米金融緩和継続期待から急伸して終わっています。
金は1300ドルを越えることができず、1270~1300ドルの狭いレンジでの値動きが続いています。
モスクワで開催されていたG20では、中国シャドウバンク問題の議論は見送られ、主題は米金融緩和縮小による影響について。緩和縮小に転換する場合は金融市場に不安を与えないように慎重を期すとしましたが、米金融政策に口出し出来る訳もなく、打てる手は限られているでしょう。しかし、ドルの逆流は既に新興国をはじめ世界経済に深刻なダメージを与え始めており、そのダメージは回りまわって米国にも波及します。米国の自制に期待するほかないでしょう。
来週の貴金属価格は上値を試す展開が予想されます。ドル建て価格より為替が大きく左右するでしょう。
既に自公の圧勝は既成事実となっていますが、材料出尽くし感からの下落より、政策期待が高まるご祝儀相場となりそうです。自民党が単独過半数ともなれば、一気に円安が進むかもしれません。