材料は山積み
- UPDATE
- 2017.04.14
- GATEGORY
- OTHER
まずは地政学リスク。
中東では米軍によるシリアへの追加攻撃が注目されていましたが、米軍が攻撃したのはアフガンのISに対してでした。また、この攻撃に用いたが実践初投入となる、非核爆弾の中では最強の破壊力を持つMOAB。
通常兵器では破壊が困難とされる北朝鮮の軍事施設もMOABなら破壊可能というデモンストレーションとも見えます。北朝鮮がこの状況下でどのような動きに出るのか予断を許しません。
地政学的リスクが強く意識される中、先日トランプ大統領がドル安と低金利が望ましいとする考えを示しました。また、イエレンFRB議長の再任問題にも言及しており、明らかにFRBに対してプレッシャーをかけてきています。
FRBとしても独立性は保ちたいものの、米大統領の意向を完全に無視するのは難しいでしょう。利上げ政策に不確定要素が追加されました。
材料はありましたが、昨日の市場は欧米が3連休前ということもあり、ポジション調整が主で極端な変動はありませんでした。貴金属も動きは限定的。連休明けにまとめて動きそうな気配が濃厚です。