景色の変わった週明け市場
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- 2013.04.08
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日銀の異次元緩和と米雇用統計ネガティブサプライズからの週明け相場。日銀バツーカー砲の余波が強く残り、為替は98円台半ばまで円安が進んでいます。
一方で米雇用統計ネガティブサプライズからの量的緩和早期解除観測の後退も、週を跨いで今のところ目立った余波はなし。もう少し金価格を押し上げるのかと期待していましたが早くも一服なのでしょうか?
金価格については1550ドル付近の強い抵抗線が改めて確認されました。ファンドによるしつこいショート売りも躱し、下値不安は大きく後退しています。しかし、米雇用統計悪化により1580ドル台まで値を上げていますが、上昇トレンドに回帰と判断するには時期尚早。1600ドル付近での攻防から抜け出すことは簡単ではありません。また暫く揉みあう展開となりそうです。
金は適正値位置にほぼ戻していますが、プラチナは依然1530ドル台と鉱山採算コストを割り込んだまま。労使問題もまだ残っており、明らかに安いといえる水準。まだ買い場といえるでしょう。