明暗が分かれた米中の製造業指数
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- 2016.03.02
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昨日も激しく動いた市場となりました。
まず中国で発表された2月製造業PMIが49.0と市場予想49.3を下回り7カ月連続となる50割れ。非製造業PMIも低下し、改めて中国の景気減速が意識されたことでリスク回避の動きが強まりました。
このリスク回避の流れを受けて貴金属は上昇。金は1250ドル手前まで急伸。
しかし、その後米国で発表されたISM製造業景況指数が49.5と市場予想48.5を上回ったことで市場のムードは一変しリスクオンに転換。ドルは急騰し、NYダウも348ドル高の1万6865ドルと約2か月ぶりとなる高値となっています。
一方で、リスク回避から急騰していた貴金属は反落。金は一時20ドル近い急落をみせ、なんとか1230ドル台引けるというあわただしい動きとなりました。ただ、為替もドル高に素直に反応し、114円台まで円安が進んだことで国内価格は上昇。
今週末には米雇用統計と全人代というビックイベントが待ち構えています。揺れはどんどん激しくなっていく予感です。