早くも様子見
- UPDATE
- 2013.03.05
- GATEGORY
- OTHER
ECB理事会・米雇用統計というビックイベントを控え、市場は早くも様子見模様。
昨日イエレンFRB副議長が、FRBの債券買い入れ終了は金融緩和政策の「ピーク」としてみられるべきで、終わりではないと述べ、FRBは債券買い入れを打ち切った後も買い入れ債券をバランスシートに保有し続け、金融緩和を維持する計画だと強調しました。
先日のバーナンキFRB議長による量的緩和早期解除の否定に続いての金融緩和維持発言。貴金属にとって大きな圧迫材料を打ち消し、追い風になるべき発言内容にもかかわらず貴金属相場は動かず。いままでなら値が大きく飛んで行ったはずですが、今の弱い相場状況では材料視されませんでした。よほど大きな材料がない限り上抜けしていくのは難しい状況なのでしょうか?
一方で、全体的に不透明感が強まっている中、株だけは崩れていません。市場のパワーバランスが変わりつつあるようにも感じます。NY株が史上最高値を取り、その後調整に入った時に次の大きな資金移動が起こるのではないでしょうか?