日米金融ビックイベントは?
- UPDATE
- 2016.09.23
- GATEGORY
- OTHER
21日の日米金融ビックイベントは、日銀金融政策決定会合は新しい金融緩和の枠組みの発表。FOMCは利上げ見送りという結果になりました。
まず日銀金融政策決定会合は政策金利現状維持も、10年債を0%に誘導したうえで、金融緩和を2%の物価上昇を安定的に越えるまで続ける方針を示しました。
もっとも効果のある虎の子の量的緩和は見送り(温存?)しましたが、新たな手法で金融緩和を継続・拡大したという事のようです。
そして、21日夜のFOMCでは9月利上げを見送り決定。
投票メンバー10名のうち3名が反対票を投じるなど、利上げに対する条件は整っているとのコンセンサスのもと、年内1回の利上げの方向性を確認。FF金利の誘導目標(0.25~0.50%)は据え置いたものの、中長期的な金利見通しは下方修正されました。
利上げの本命時期は12月です。
為替はややわかりにくい内容ながらも日銀の緩和姿勢は評価され、一時102.79円まで円安に振れましたが、FOMC通過後は100円付近まで円高が進んだのち現在101円手前。やはり米利上げ見送りのインパクトには勝てなかった印象。
そして貴金属は素直にドル安に反応し全面高。金は1330ドル後半まで上昇。まだ上値を狙える展開です。